きものお手入れ
今年は特に、紬関連がカビの出てしまう物が多いようです。
仕立の前に湯通しをやらなかったり、風通しをしなかったり、
今一度お手持ちの御着物をチェックしてみてください
また、紬は洗い張りするたびに光沢も出て、やわらかくなり体
になじんできます。
よほどひどいカビでなければ洗い張りで、甦よみがえります。
作業工程例
紬袷仕立上り検品→解き→ハヌイ
→洗い張り→、
伸子張り(品物によってのり入れ)
→整理機にて仕上げ→仕立て
尚、すべて手作業の為、2ヶ月ほど見てください。
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きものを一旦全部解いて、水洗いする昔からの洗いです。
一番汚れが取れます。(但し、あまり古い汚れは取れません。)
カリキの入った水道水は洗張りには使えません。
江戸時代より当店の地下水を使い、完全手洗でやっております。
仕上がり日数は自然乾燥(お天気次第)の為、一定しておりません。
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すすぎ
3回にわたり、洗剤が完全に取れるまですすぎます |
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乾燥
天日に干すことによって殺菌、消臭効果もあります。 |
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仕上げ(整理機)
蒸気により仕上げします。昔は1反に何十本の『しんし』を使い仕上げましたが、反物の耳が真っ直ぐに仕上らないため、現在はこの整理機で仕上げます。 |
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しみを付けてしまったら、いじらずに当店にお任せください。
きものの衿もそのまま部分洗い出来ます。
但し、古いしみ(しみが酸化してしまってる)の場合、取れない時があります。
地色が白地の場合、黄変ヌキができます。
しみの度合いによって抜け方が違います。 |
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たんすのカビ、湿気、臭い、などを防ぐ為に、たんすの中に敷くものです。天然素材を使用してますので、金糸、銀糸などにも心配なく、防虫剤もいりません。沖縄産ウコン、ゼオライト、トルマリン配合。出雲和紙使用。 |
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